私大受験の不確実感
私立大学受験は本当に戦略次第で結果が大きく変わるものだと思います。
受験生の中には10校(同一校複数学部を含む)近い私大受験をして8割くらいすべて合格という生徒が時に現れます。でも逆に7~8校受験してもすべて不合格というような結果になってしまう生徒もいます。
これは私が私大受験をした40年以上昔から実はあまり変わっていない現象だと言えます。昔は浪人する受験生も多く、特に後者のような結果が出た受験生は多く受験浪人を思い立ったものです。そして経済的に豊かであったその当時は、前者のような結果が出たにも関わらずさらに上を目指して浪人する生徒さえいました。
もちろん最近の風潮では受験浪人を決意する方はかなり少なくなりました(でも周りでは現在でも結構みかけます)
そんな中でいかに受験の不確定要素を減らして、安心して合格へつながる道へたどりつけるかということは、本当に受験する本人だけでなく保護者にとっても、実に大きなテーマだと言えるでしょう。
私大受験対策への最初の大きな誤解
ここで非常に多くの人が陥る、私大受験対策の最初の大きな誤解についてお話ししたいと思います。
それは何かと言えば、私大受験にも全大学共通の「合格へのスタンダードなフォーマットがある」と思い込むことによる誤解です。
国公立大学合格を目指して共通テストで多科目で満遍なく準備を丁寧にそろえていかなくてはならないような受験の場合には、実はむしろ対策はやりやすいのです。そこには「合格へのスタンダードなフォーマットがある」からです。
確かに分量や難易度の高さによるハードルは高いため、準備期間は極めて長くなるのが普通です。
しかしたとえば、「数Ⅰ全般について実力を上げて、模試で科目B判定以上に早くたどりついて、そして共通テストで85%以上の得点を取って・・・」というような目に見えるはっきりした、しかもわかりやすい目標ラインがそこにあったりします。
しかし私大受験についてはそうはいかないのです。それには理由があります。
理由① 大学ごとで(学科ごとでも)過去問題の傾向やターゲットが全く異なる
理由② 模試の結果が意外にあてにならない(出題問題が共テを前提にしていることが多い)
理由③ 学校や予備校が思ったより対策を個別にしてくれない(早慶とかは別)
そんな中で受験生がやってしまう典型的なミスはこんな感じです(私が過去に見てきた受験生の失敗を典型的な形で少しデフォルメもしてありますがまとめてみました)
失敗する私大受験生の例
受験生A君は高2のころから学校では「文系私大コース」を選択していました。
このコースでは、私大の中でも特に文系学科を受験することを想定して、その受験志望の生徒が教科選択や課外学習で内容をその受験に合わせて選べるようになっています。
英語が心配なA君は、特に「不安のある文法を何とかしないと」と思っていました。
このコースでは「全国受験過去問題英語(仮名)」というテキストで有名私大や共通テストの過去問題を文法の単元(時制・関係詞・仮定法・・・など)ごと順につぶすタイプの問題をやっていきます。A君はまず「これを丁寧に復習していけば何とかなる」と思って、懸命にこれをやるつもりでした。
ところが予想外に出される課題が多く、自分がわかるかわからないかのうちに次の単元へ進んでしまうため消化不良を起こしてしまっていました。
彼の学校では私大受験とは言え、受験科目以外の学科もかなり学習するカリキュラムが組まれていていました。受験科目のみ勉強するという形で絞り込める学校は実は意外に少ないように思います。これは特に公立高校においては制度自体によるシステムの問題かとは思います。
とはいえ、私大文系で出来れば数学は数Ⅰだけ、そうでなくても数ⅠA+Ⅱで勝負を考えている彼にであるにも関わらず、受験ではおそらく関係のない数Bや選択するつもりがない理科の受験対策授業も「一応やっておくべき」という趣旨で時間が設定されていたりするので、そういった科目の課題でもかなり時間が奪われてしまったのです。
英語の単熟語については、ほとんど自信がないのでそちらも時間をかけたいのですが、「英単語とイディオム4000(仮名)」という学校のテキストについては、先生がたまに思い出したように「A~Cの中からテストする」などと言ってテストしてきますが、自分はほとんど歯が立ちません。
「でも早期に模試で結果が出たらきっと流れができていく」そんな風に思ったA君は、むしろ数学に力を入れてしまっていました。数ⅡBの力がわりと伸びてきたからです。
でも結果はEばかり。数ⅡBでたまにCを取れたりはしますが、総合ではなかなか得点が上がってきません。
そうこうしているうちに11月の最後の模試でも判定はD。このままじゃまずいと思っているうちに学校では共テ対策の演習が始まりました。
冬休みの間中それをやって迎えた共通テスト。私大の共テ利用なので全科目ではないので楽なのですが、英語も数学も日本史も思ったような得点はとれませんでした。
そして1月末になって受験校の英語過去問題を初めて見たA君は衝撃を受けました。
「共通テストと全く違う。文法なんてほぼ出てないじゃないか!それになんだこのイディオム問題の数」「イディオムや単語いまからじゃあ間に合わない」
A君のその結果は・・・?
これは言うまでもありませんね。
「うーん、でもそんなの極端な例でしょう?」
そう思われますか?
しかいこれに近い状況になる受験生は実は多いのです。
その一番大きな原因は志望校の絞り込みがなかなかできないことや、共通テストと私大受験を天秤にかけていて、なかなか私大のみ、それも受験校のみに絞り込みができないという方が多いことにあるかと思います。
進路指導においても、どこに目標を定めるかということよりも、「生徒にとって安全な受験にするにはどうしたらいいか」を主眼に置き過ぎていて、そのために生徒が結局焦点が定まらないままにぼやっと広めの学習を受験直前期まで進めることになってしまう弊害が起きています。
端的に言ってこのA君、自分の合格に必要なことをやっているようで、実はそれを後回しにして無駄な事ばかりをやってしまっていたということになります。
でもこんなことにはならないようにしてあげたい。
私たちの私大対策ファナイルへのスタートはそんな気持ちから起こりました。
私大受験対策で最も大切な考え方
赤本を早く始めてどんな学習をすればいいかをとにかく早期に把握すれば、もしも受験校の絞り込みができないとしても早期の準備は可能なのです。
でもそういう意識がないままで学校のペースや模試の進行を中心にして考えるペースで進んでしまい、「自分自身の受験プラン」ができないままでいると、多くの場合に悲劇的な結果が起こります。
「何となく」で合格できるほど大学受験は昔も今も甘くはないのです。
「普通に勉強をしていって実力を幅広く上げて行けばどこでも受かるようになる」
高校入試まではそんなイメージもある程度までは正しいものであるかもしれません。
でも大学受験の場合は圧倒的に「自分自身の志望校合格」をターゲットにして「それに一番必要なことからやっていく」というスタンスが絶対に必要となります。
「総合力があればとにかく受かる」という発想自体が非常に危険です。
何よりも絶対的にその発想では時間が間に合いません。総合力を上げるまでに受験がすべて終わってしまうというのが実は私大受験の現場では最もよく見られる現実なのです。
「『その大学のその学科に』『あなたが』最短で受かるための方法を現実的に最初から考える」「そしてそれを自分自身のペースですぐに始める」
この発想こそが最も重要です。
学校や他人が決めた一律のカリキュラムに頼り切るのではなく、主体的な自分自身の志望校への合格という結果から遡ったプランニングが必要だと言えるでしょう。
私大受験に成功した人は何ができた人だったのか?
私たちは「私大受験でうまくいった人はどこに成功のポイントがあったのか」について広く調べたり検討したりしてみました。
そしてその結果わかったのは2つの大きな要素でした。私大受験に成功した人がとてもよく「成功の秘訣」として口にするのは次の2つなのです。
1 赤本を徹底してやる(というより赤本=受験校の過去問題を知り、それに合わせた学習だけをやる)
2 英単熟語(イディオム)力をとにかく早期につける
これによって「模試の成績は振るわなかったけど何とか受かった」という声は実によく聞きます。
実は私が受験した40年以上前でさえこれは先輩から言われていた言葉だったのです。
国公立大学の受験制度は大きく変わっていますが、私大については学科や特徴のある受験制度が増えたものの一般受験については実はほとんど変わっていません。だから赤本と英単熟語、これが実は本当に決め手になっているのは間違いないと考えています。
私大受験ファイナルコース(赤本&単熟語徹底)【本科・対象 私大受験を志望する方ならどなたでも)
このコースでは次のことを徹底して行います。
●赤本(および受験校過去問題出版物)を徹底して調べ出題を分析する。
●赤本をどう回していくのかプランを立てて受験対策を管理する。
●得点記録を管理して弱点と今後行う範囲対象を常に絞り込み対応していく。
●英単熟語(イディオム)対策についてしっかりしたプランニングを行う。
●単語やイディオムはテストを頻繁に実施して到達度を常にチェック。正答率向上のための対策を他の分野や強化に対する最重要課題とする。
そして何より受験生自身が「合格という結果」から遡ってどう自分自身の最短合格可能なプランニングをすればいいかについて常にアドバイスとバックアップをしていきます。
看護系私大や専門学校を志願する方には・・・
看護系受験ファイナル(過去問題&単熟語徹底)
看護系私大や専門学校受験対策についても、青雲学院では長年の経験にもとづくアドバイスをさせていただくことができます。
例えば化学の分野などでは通常の私大受験では出てこないようなタイプの問題も見かけます。普通に学校で受験対策をしていても類似の問題すら見たことがないという生徒もいたりします。受験校へ向けて特化して対策をすることの重要性は看護系受験の場合も同様にあると言えるでしょう。
そんな方のために・・・
専門学校受験を含めて看護系受験対策を徹底対策するコースとして看護系受験ファイナル(過去問題&単熟語徹底)もぜひご利用ください。
高等部本科コース内での特別編成コースになりますので受講内容については高等部のご案内をご覧ください。
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